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備忘録。

自分の思った事を連ねていきます。不定期更新。

Jリーグ初観戦の想い出 松本vs神戸

サッカー

Jリーグを初観戦した日の写真を振り返りながら、Jリーグを見に行くようになった事を書いて行きたい。

 

・初観戦の日

まさかあんな試合になるとは思わなかった。

 

試合はJ2。JリーグにはJ1、J2、J3とカテゴリーがあって、強さがJ1の方が強いのだけれど、その中でも松本山雅FCと言うチームを応援しに行く事にした。

 

松本山雅の存在は前々から実は知っていて、長野県のチームである事、サポーターが割と熱狂的である事、地域リーグから駆け上がって来た何か凄いチームな事、浦和レッズ相手に地域リーグ時代にジャイアントキリングぶちかました事、、、等々情報としては知っていた。

 

2009天皇杯サッカー2回戦 松本山雅vs浦和レッズ ダイジェスト - YouTube

*1

 

長野にはこれ以前から結構色々な理由があり足繁く通っていた事もあって、少し身近な存在ではあったかもしれない。

 

松本山雅のサッカーに惚れて、Jリーグを見に行く様になって、スタジアムに通う事になるのは後の話なのだけれど、ともかくこの時の自分はそこまでJリーグの試合を見に行く事は無かった。

グッズは何故かラモスのグッズと清水エスパルスのグッズを持っていたのだが、これも別に自分から買った訳では無くて、親が買ってくれた物だ。しかも親は別にエスパルスに興味がある訳では無い。

Jリーグカレー - YouTube
*2

 

ただ、代表のサッカーとかアーセナルには興味があったので、折角なら、と足を運んでみた。

そのきっかけがこの試合だったのだ。

 

・試合前のヴィッセルのイメージ

ヴィッセルはこの年J1から落ちて来て、J1に復帰しようとしていて、最終的には圧倒的な強さでJ1に復帰したのだが、この年の前回戦ったスコアだと、2-1で負けている。

だから中々良いゲームが出来るのではないか?と思っていた。

 

しかし過去をさかのぼってみると、松本と神戸は何か散々なゲームをしているらしい。

2008年の段階での松本山雅北信越リーグと言うリーグに所属していて、神戸はJ1だった。

サッカーのトーナメントの中に天皇杯と言うのがあるのだが、08年はそこで戦う事になった。J1vs地域リーグ

ただこの年の山雅はそんなに強くない。

地域リーグではライバルの長野パルセイロに優勝をやる、社会人サッカー選手権大会で敗退したことにより、JFL昇格は消滅していた。

なので、公式戦最終戦がこの天皇杯4回戦のヴィッセル戦となった。とは言ってもこの前の試合では湘南にPKで勝っている訳で、良い試合が出来るのではないか、と考えたサポーターも多かったらしい。

 

…ところが試合が終わってみると8-0で大敗。

と言う訳で未だに山雅サポの友人達は「神戸との戦いにあまり良い想い出がない」と言う。

そりゃそうだ。

 

Jリーグってそもそも…

Jリーグは1993年に発足したプロリーグで、最初こそチームは少なかったのだけれど、最近では数が増えて来て、それこそ結構な数になってて、かなり過酷なリーグ戦を毎年繰り広げている。

 

Jリーグを応援するきっかけになったのは山雅だったのだけれど、もう一つは鹿島アントラーズサポの兄貴分にサッカーに連れて行って貰ったのも良い想い出で、結果として鹿島か松本の試合を良く見に行く。他のサッカーの試合は国内ではほぼほぼ見に行かないと言っていい。

 

スポーツ観戦ってそれこそ友人に諭されるか親が好きとかそういったきっかけがないと中々観戦に行かない物なのかな、と思ったりもする。

 

・ゴール裏に圧倒される。

さて試合当日。Jリーグ初観戦と言う事で、お嫁さん(当時まだ付き合ってた)と一緒に二人でノエビアスタジアムへ。たまーに山雅サポの人が乗っているくらいで、電車の中は神戸のサポーターだらけだった。

f:id:shohei6194:20161210132951j:plain<結構歓迎ムードが凄いんだな、と感激したのを覚えている。>

ゴール裏の入り口はノエビアは良く分からん扉の先にあった。声がするなーと言う位で見ていたのだが、入ってみると…

 

…太鼓ばんばん叩いてるし旗ぶん回してるしガチな奴やん。「まーっつもとやまがー!」とか何か叫んどるし怖い!!!何か俺の居場所じゃない気がして来た…初観戦でここは駄目な気がしてきたぞ・・・!?

となったのだが、松本の応援団関係の人(?)が、初心者でも良いですから、どうぞどうぞ、と優しく言ってくれたのを懐かしく思い出す。

ゴール裏の上の端の方に陣取って、サッカーを見る事にした。

f:id:shohei6194:20161210133056j:plain<無事、ゴール裏へ>

・サポーターとの交流

「今日は勝ってビールをのみたいねえ」と話をしていると、話に参加してくれる人が沢山居てくれて嬉しかった。

隣にいたおじさんが大変に優しかった。

 

アウェイなのに大変ですね、と言うと「これだけが楽しみなんだよね~」と言う人もいる。

入ってみて気付いたのだが、中心部から少し離れたらそこは結構落ち着いている事に気付いた。

一杯やりながら見てる人も結構いる。

 

「サッカーは見た事あるんですか?」と言われたので「イギリスでは見た事があるんですけど、日本では初めてなんです」と言うと、おじさんは選手の名前とかを色々と教えてくれた。

グループで長野県から来ていると言う。

 

チャントは動画で予習していたのでしっかりと。

おじさんは「中央線ってのがあるからこれ使うと良いよ」とタオルを貸してくれたので、しっかり歌った。

「そのタオル、中々手に入らないから返してね(笑)」とも言われた。

 

今日は勝ちましょうね、と言い合って、キックオフを遂に迎える。

f:id:shohei6194:20161210133121j:plain<中央線>

f:id:shohei6194:20161210133144j:plain<さあ思いっきり戦うぞ〜!>

・前半

前半、松本は中々ペースを掴めず、11分、森岡にまず1点を入れられ、その後前半終了間際に神戸のポポに2点を入れられた。

 

アーセナルのサッカーを見ていた自分がJ2のサッカーを見た時に思ったのは、その速度の違いだ。

 

当たり前の事なのかもしれないが、MFにエジルが居る訳でもないので、上空に上がったボールをこうやって取るだろう、そしてこうやって攻めるだろうと言う予想がことごとく外れる。

しかし選手達が懸命にがむしゃらに立ち向かって行くサッカーだなあ、と見ていて思った。

 

こういうサッカーもこれはこれで面白いな、とこの時に改めて思えた。

 

リーグが違えばサッカーは違うが、それは表現方法の違いだったり技術の違いだったりする。

だけれど、応援する気持ちは変わらないよな、と。

 

確かに、10分と前半終了間際に点を取られたのは悲しかった。多分自分みたいなサポ初心者でも悔しかったのだから、通っている人からすればもっと悔しかっただろう。

 

・ハーフタイム

ハーフタイムになり、「後半頑張って点を取ろう」とか、そういった声が散見された。

おじさんも「後半頑張って取り返したいから応援頼むよ!」と言ってくれて「任しておいて下さい」と言ったのも覚えている。

 

ところで初めての観戦にノエビアスタジアムは正解だったかもしれない。

陸上競技場併設タイプのスタジアムのようなトラックも特に無いし、そういった意味では見易いスタジアムだった。

 

そして後半の笛がなる。2-0かそこそこで勝つだろうと思っていた。この時までは。

 

・大敗、そしてサポーター。

松本は攻撃的な姿勢を崩さなかった。結果として、それが仇になった。守備を貫いたらそれはそれで点が入らなかったのだろうが、ただ、サッカーはそう言うわけにはいかない。

サッカーのシステムとして、勝てば+3、引き分ければ+1、負けたら無しで、この勝ち点と言う物を持って年間の勝者を決めるシステムになっている。

 

58分からは相手側の点がもの凄い勢いで入った。

58分、河本ゴール。3-0。

62分、小川がゴール。4-0。

5分後、橋本がゴール。5-0。

 

この地点でも、見ていて分かるレベルで、松本は完全に攻撃出来ていなかったと思う。

 

杉浦がゴール。6-0。

試合終了近くになり、相馬がとどめのゴール。7-0。

 

流石に7-0の点になった時は、相手側サポーターは狂喜乱舞。

松本側のサポーターはうなだれている人が多かったのだけれど、すぐさまそれが応援に変わった。

 

・7-0

7-0になりながらも応援は続いたし、その応援が凄いなあ、と初めてながらに思った。

2013.10.20 ヴィッセル神戸 vs 松本山雅FC 0-7になっても絶えることのない松本山雅の応援 - YouTube

*3

 

冷静に考えて、7-0から勝つ事と言うのはほぼ0に等しい。

…0に等しいのだけれど。

今なら分かる。サポーターって多分最後の最後まで勝つ事を信じてる。

だからこそあんな応援が出来たんだなあ、と思った。

 

試合終了の笛が鳴り響いて、選手に「次はやり返してやろうぜ!」と言っている人が多かった。

ブーイングも、拍手も。鼓舞する方法としてはチームそれぞれなのだろうが、初めての試合がこの試合で良かったのかなあとは思っている。

 

最も、もう神戸に負けたくは無いけれど。

 

スタジアムを去る時におじさんがこういってくれた。

 

「もしサッカー観戦続けてたら何処かで逢えると良いね、良かったらアルウィンにも来てね」

 

あの優しいおじさんには未だに会えていない。だけれど、どこかで逢った時には大敗の話を笑い話にして、「あの時はありがとうございました、おかげさまでサッカーにどハマりしましたよ」と言って笑いながらまた一緒に応援したいと思う。

f:id:shohei6194:20161210133213j:plain<初めてのJリーグ、この試合で良かった。>

 

試合:松本山雅FC 0-7 ヴィッセル神戸

会場:ノエビアスタジアム神戸

観客数:9619人

*1:地域リーグ時代の松本山雅が2−0でJ1相手の浦和を破った。まさにジャイアントキリング

*2:ラモスと言えばカレー、カレーと言えばまさお

*3:この声の大きさは凄いと思う。筆者は左端にいます。